BIGLOBE モバイル


BIGLOBE モバイルは、ビッグローブ株式会社が提供する格安SIM・格安スマホサービスです。インターネットプロバイダとして30年の歴史を持つBIGLOBEの提供する格安SIM・スマホサービスだけあって、安心感があります。

格安SIMの料金プランは平均的ですが、エンタメ系に強いプランや、通話の多い人が得するプランなど、頑張って特色を出しているという印象です。

BIGLOBE モバイルの回線種類

国内で格安SIMサービスを提供している会社は、すべてドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアのいずれかから回線を借りています。最も多いのがドコモの回線を借りている格安SIMで、次がau、最後がソフトバンクです。BIGLOBE モバイルの場合、ドコモとauの2大キャリアから希望の回線を選ぶことができます。

 

BIGLOBE モバイルの料金プラン

前述の通り、BIGLOBE モバイルはドコモの回線とauの回線から選べます。そのため、料金プランもドコモ回線を借りた「タイプD」と、au回線を借りた「タイプA」で異なります。どこが違うかといいますと、「タイプD」には、音声通話とデータ通信、SMS(ショートメッセージ)の利用できる音声通話SIMのほか、データ通信とSMS、データ通信のみの3つのSIMタイプがありますが、「タイプA」には、データ通信のみのSIMタイプがありません。それ以外は、タイプDもタイプAも料金の違いはありません。

プラン種別音声通話SIM
(タイプD・A)
データ+SMS SIM
(タイプD・A)
データ通信のみ
(タイプD)
1ギガ
音声通話スタートプラン
1,400円
3ギガプラン1,600円1,020円900円
6ギガプラン2,150円1,570円1,450円
12ギガプラン3,400円2,820円2,700円
20ギガプラン5,200円4,620円4,500円
30ギガプラン7,450円6,870円6,750円

 

複数端末でデータを分け合える「シェアSIM」

BIGLOBE モバイルには「シェアSIM」というサービスがあります。これは、データ通信容量を複数のSIMで分けて無駄なく使えるというもの。利用シーンとしては、1人でスマホとタブレットを利用している場合や、家族で複数端末利用している場合などです。ちなみに、シェアSIMが利用できるのは、データ容量3GB以上のプランからです。3GB以上であれば、ドコモ回線のタイプDでも、au回線のタイプAでも利用できます。

具体的に、どんな利用の仕方が可能かといいますと、例えば、12GBの音声通話SIMを契約していて、そこにシェアSIMカード(データ)を1枚追加し、主契約のSIMをスマホに入れて通話やネットで使いながら、シェアSIMのデータカードをタブレットに入れて、ネット専用として使うというような使い方。または、12GBの音声通話SIMを契約しているご主人に、奥さん用のシェアSIMカード(音声)を1枚追加して、夫婦それぞれスマホ1台ずつで利用するというような使い方が考えられます。

シェアSIMの月額料金は、音声カードで900円、データ+SMSカードで320円、データカードで200円になっています。ただし、タイプAにデータカードはありません。

例えば、夫婦で6GBの音声SIMを分け合った場合、月額3,050円(税別)で済みますが、夫婦それぞれが3GBの音声SIMを契約すると、月額3,200円になってしまいますので、シェアSIMの方がお得です。なお、はじめに主契約があって、シェアSIMを追加する場合、主契約の利用者とシェアSIMの利用者を別々に登録できます。しかも、シェアSIMの利用者は主契約の登録者の家族でなくてもOKです。

このシェアSIM、2台以上の端末で使うのであれば、非常にお得でよいのですが、いくつか注意すべき点があります。それは、主契約がデータSIMまたはデータ+SMSの場合は、音声カードを追加できないということです。

 

BIGLOBE モバイルで通話をお得にするには?

実は、BIGLOBE モバイルは、他の格安SIMに比べて通話がお得になるという特徴があります。しかし、ただ普通に使っているだけではお得にはなりません。何もしなければ国内通話は、30秒20円(税別)かかります。

BIGLOBE モバイルで通話料を安くする方法には、無料でできる方法と、有料のオプションがあります。まず、無料でできる方法をご紹介します。無料でできる方法は、「BIGLOBEでんわ」というサービスを利用する方法です。これは、専用のアプリをインストールして、そのアプリから発信することで、国内通話料金が30秒9円(税別)になるというもの。つまり、半額以下です。もちろん電話番号はそのままなので、専用アプリをインストールする手間と、毎回の通話の際にそのアプリを立ち上げて電話する手間はかかりますが、無料でお得に通話できます。

次に、有料だけど、通話の多い人にとっては割安になるオプションをご紹介します。いくつかあるのですが、最初にご紹介するのは、「BIGLOBE電話 10分かけ放題」です。これは、10分以内の国内通話であれば、何回かけても月額830円(税別)の定額でOKというオプション。通常の通話料で10分通話すると、400円(税別)、「BIGLOBEでんわ」を使っても180円かかりますので、10分の通話を月に5回以上する人にはお得なオプションです。ちなみに、「BIGLOBE電話 10分かけ放題」の利用には、専用アプリのインストールが必要です。

通話料がお得になる有料オプションは、このほかに、月額600円(税別)で3分以内の国内通話がかけ放題になる「BIGLOBE電話 3分かけ放題」や、月額830円(税別)で1,620円(税別)分の国内通話(最大90分)が可能な「BIGLOBEでんわ 通話パック90」、同じく月額600円で最大60分(1,080円分)の国内通話が可能な「BIGLOBEでんわ 通話パック60」などがあります。ご自分の通話頻度や長さに応じてお得になるプランを選ぶとよいでしょう。

 

エンタメ系利用者にはうれしい「エンタメフリー・オプション」

BIGLOBE モバイルは通話に強いだけでなく、エンタメ系のネットサービスを頻繁に利用する人にもお得なオプションが用意してあります。それが、「エンタメフリー・オプション」です。このオプションは、対象となるエンタメ系サービスのデータ通信量が、契約している容量にカウントされず使い放題になるオプションです。特筆すべきは、使い放題となるサービスの多様さで、代表的なところですと動画系のYouTube、U-NEXT、Abema TVなど、音楽系ですとYouTube Music、Google Play Music、Apple Music、Spotifyなどなど。かなり使えるエンタメ系サービスが揃っていますので、これらのサービスを頻繁に利用する人はお得になる可能性があります。オプション料金も、音声通話SIMの場合は月額480円、データSIMなら月額980円の追加と、比較的リーズナブルです。

 

最低利用期間と違約金について

BIGLOBE モバイルのタイプA、タイプDともに、音声SIMには最低利用期間が設定されています。最低利用期間は、利用開始の翌月を1ヵ月目として、12ヵ月目までとなっています。

また、最低利用期間中に音声SIMを解約したり、データSIMへ変更した場合には違約金(音声通話サービス契約解除料)が8,000円かかります。格安SIMとしては12ヵ月の最低利用期間は長い方なので、本当にBIGLOBE モバイルでよいのかどうか、他の格安SIMと慎重に比較検討してから申し込むとよいでしょう。

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