楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天株式会社による格安SIM・格安スマホのサービスです。2018年9月現在で、格安スマホ(MVNO)契約数で第一位に輝いています。
楽天モバイルの回線種類
楽天モバイルは、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供するMVNOです。国内大手キャリアには、ドコモ、au、ソフトバンクの3社がありますが、楽天モバイルはその内ドコモとauの回線を借りてサービスを提供しています。ただし、料金プランによっては、ドコモ回線しか選べないため、auの回線を使いたい場合は、プラン選びで間違えないようにしましょう。
なお、楽天には「楽天モバイルネットワーク」という子会社があり、キャリア事業(MNO)への参入を表明しています。サービス開始は、2019年中を目指すとのことですが、2019年2月現在は、MVNOとしてのサービス提供にとどまっています。楽天モバイルネットワークがMNOになってサービス提供を開始したあと、MVNOとしての楽天モバイルがどうなるのかは、今のところ不透明です。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランはまず大きく2つに分かれます。
国内通話10分かけ放題がセットになった音声通話プランだけの「スーパーホーダイ」と、好みの高速通信容量や通話オプションを組み合わせて選べる通話SIM、050データSIM、データSIMに対応した「組み合わせプラン」です。
スーパーホーダイ
スーパーホーダイはドコモ回線のみの提供となっています。10分かけ放題がセットになっており、さまざまな割引が適用されるとお得になるプランです。
プラン名 | 最低利用期間 | ダイヤモンド会員 (1年目・対象月のみ) | 楽天会員 1~2年目 | 非会員 1~2年目 |
プランS 2GB | 3年 | 980円 | 1,480円 | 1,980円 |
2年 | 1,480円 | 1,980円 | 2,480円 | |
1年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 | |
プランM 6GB | 3年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 |
2年 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 | |
1年 | 2,980円 | 3,480円 | 3,980円 | |
プランL 14GB | 3年 | 3,980円 | 4,480円 | 4,980円 |
2年 | 4,480円 | 4,980円 | 5,480円 | |
1年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 | |
プランLL 24GB | 3年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 |
2年 | 5,480円 | 5,980円 | 6,480円 | |
1年 | 5,980円 | 6,480円 | 6,980円 |
組み合わせプラン
組み合わせプランは、通話SIM(ドコモ回線、au回線)、050データSIM(SMSあり、ドコモ回線、au回線)、データSIM(SMSなし)の3種類のSIMと高速データ通信容量を組み合わせて自分にぴったりの料金プランを選ぶことができます。
なお、050データSIMというのは、050で始まる電話番号を使って通話(発着信)が可能なSIMのことです。SMS機能も付いています。
通話SIM | 050データSIM(SMSあり) | データSIM(SMSなし) | |
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
組み合わせプランでも通話料金がお得になる方法
前述の通り、スーパーホーダイでは10分以内の国内通話が何度でもかけ放題になりますが、同様なことが組み合わせプランでも可能です。組み合わせプランに有料オプションの「楽天でんわ 10分かけ放題 by 楽天モバイル」(月額850円)を付けることで、スーパーホーダイと同じように、10分以内の国内通話が何度でもかけ放題になります。スーパーホーダイでも、オプションの「楽天でんわ 10分かけ放題 by 楽天モバイル」でも同じですが、1回の通話で10分を超えた場合でも、通常30秒20円の通話料金が半額の30秒10円になります。
なお、かけ放題を利用するには、専用の「楽天でんわアプリ」を使って発信するか、音声通話の発信時に「003768」を先頭につける必要があります。
楽天モバイルとY!mobile(ワイモバイル)の料金比較
楽天モバイルと料金プランが似ており、人気の格安SIM・格安スマホサービスを提供しているワイモバイルと、料金を比較してみて、どちらが得が調べてみました。
比較するのは、楽天モバイルのスーパーホーダイ(プランM:6GB)と、ワイモバイルのスマホプランM(6GB)です。
楽天モバイル スーパーホーダイ プランM | 最低利用期間2年 (楽天会員1~2年目) | 2,980円 |
ワイモバイル スマホプランM | 1年目 | 2,380円 |
2年目 | 3,380円 |
上の表のとおり、2年間の平均月額料金でみると、楽天モバイルは2,980円、ワイモバイルは(2,380円+3,380円)/2=2,880円になり、若干ですがワイモバイルの方がお得です。
ただし、ワイモバイルの場合は2年縛り・2年毎の自動更新なのに対し、楽天モバイルは最低利用期間を1年、2年、3年から選べる上にその最低利用期間を過ぎたらいつ解約しても違約金は発生しません。なので、もしワイモバイルを使っていて3年目に突入した場合は、楽天モバイルの方が割安になります。
楽天モバイルの最低利用期間と違約金
楽天モバイルでは音声SIMに最低利用期間が設けてあります。組み合わせプランでは、開通月を1ヵ月目として12ヵ月目までが最低利用期間です。途中解約すると契約解除料(違約金)9,800円が発生します。
スーパーホーダイの場合、最低利用期間を12ヵ月、24ヵ月、36ヵ月からユーザーが選ぶことができます。12ヵ月より24ヵ月、24ヵ月より36ヵ月を選んだ方が、月々の支払は安くなります。こちらも最低利用期間に満たないうちに解約すると契約解除料(違約金)9,800円が発生します。
楽天モバイルの店舗はどこ?
楽天モバイルには日本全国に実店舗があります。店舗にはいくつかの種類があり、楽天モバイルの純粋なショップと、カフェが併設された楽天カフェ、そして家電量販店などにカウンターが設置されているタイプの店舗があります。
楽天モバイルの店舗は公式サイトから検索することができます。公式サイトの「店舗」のタブをクリックすると、店舗検索ができる画面が表示されますので、自分の生活している都道府県を選択してみましょう。
すると、その都道府県にある店舗が一覧表示されます。楽天モバイルの純粋なショップや楽天カフェは、この一覧に店舗の概観写真が掲載されるとともに、その店舗で受けられるサービスもアイコンで確認することができます。
店舗で受けられるサービスには、次のようなものがあります。
- SIMサイズ変更
- 中古買取
- 機種変更
- アクセサリ購入
- プリペイドSIM購入
- 修理・交換
また、家電量販店などにカウンターが設置されたタイプの店舗は、その店舗名をクリックして表示されたページでサービス内容などが確認できます。
店舗の中にはWeb上で来店予約ができる店舗もあります。待たされるのが嫌なら、事前に来店予約しておくことをおすすめします。
楽天モバイルは、店舗でもWebでも申し込むことができますが、店舗の場合は即日発行・即日開通が可能なため、すぐに楽天モバイルを利用したいという人は、店舗へ行った方がよいでしょう。Webの場合は自宅で完結しますが、開通までには少し時間がかかります。
楽天モバイルを解約するには?
楽天モバイルの解約は、楽天モバイルの会員サポートページ「メンバーズステーション」からのみ行えます。店舗や電話での解約申し込みはできません。解約希望の人は、「メンバーステーション」(マイページ)へログインして【会員メニュー】→【登録情報・設定変更】→【楽天モバイル解約申請】から手続きを進めてください。
なお、解約締日は毎月15日となっており、16日以降は翌月末日の解約となってしまいますので、注意が必要です。